TOPICS
Asia Dry Eye Summit 2021
掲載誌
Frontiers in Dry Eye
Vol.17 No.1 26-28,
2022
著者名
小室 青
記事体裁
抄録
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連載
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学会レポート
疾患領域
眼疾患
診療科目
眼科
媒体
Frontiers in Dry Eye
結膜弛緩症は高齢者の90%以上に認められるありふれた疾患であるが,多彩な自覚症状を示す。結膜弛緩症は,病理組織学的には結膜上皮に異常がみられず,リンパ管拡張や弾性繊維のコイル状の変化,断裂を認め,また前眼部光干渉断層計(anterior segment optical coherence tomography:前眼部OCT)による観察でも,結膜が弛緩している部位では,球結膜の上強膜からの剥離やリンパ管拡張が認められる。これらのことから,結膜弛緩症は結膜疾患というよりは結膜下疾患であると考えられる。
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。