巻頭言
SDGsについて―感染症の立場から考える―
掲載誌
インフルエンザ
Vol.23 No.4 5-6,
2022
著者名
四柳 宏
記事体裁
抄録
疾患領域
感染症
/
呼吸器
診療科目
一般内科
/
呼吸器内科
媒体
インフルエンザ
持続可能な開発目標(SDGs:Sustainable Development Goals)は2015年9月の国連サミットで加盟国の全会一致で採択された2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標である(図1).地球上のすべての人が17の目標を達成することを誓ったものであり,ほとんどの国が取り組んでいる.
本誌の読者にとっては17の目標のうちまず目に止まるのは,目標3「すべての人に健康と福祉を(Good Health and Well-Being)」であろう.しかしSDGsの他の目標の中にも,感染症の制御に大切な項目がある.
・目標6 安全な水とトイレを世界中に(Clean Water and Sanitation)
・目標13 気候変動に具体的な対策を(Climate Action)
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。