治療
小児新型コロナ感染症の入院の現状
掲載誌
インフルエンザ
Vol.23 No.1 31-35,
2022
著者名
田村 大輔
記事体裁
抄録
疾患領域
呼吸器
/
感染症
診療科目
呼吸器内科
/
一般内科
媒体
インフルエンザ
Key Words
新型コロナウイルス,COVID-19,小児,入院,隔離
入院を要する小児COVID-19の約30%は,無症状もしくは熱のない軽度の急性上気道炎様であり,基本的に呼吸管理や循環管理は必要ない.主な入院理由は,隔離目的や基礎疾患の増悪を懸念したためである.発熱症状は,有症状者の10%程度と少ない.入院時,有症状であっても発症6日目前後で症状はほぼ消失する.引き続く隔離目的での入院継続は,元気な小児にとってストレスが多い.さらに,患児をケアする同室の保護者も大きなストレスとなる.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。